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歯肉炎と薬物による歯茎の腫れ~薬物性歯肉炎(歯肉増殖症)~

投稿日:2021年2月16日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

実籾駅から徒歩1分にあるコウノ歯科医院です。

 

歯周病についてはお話してきましたが

今日はその前の段階の歯肉炎と

薬物によって引き起こされる薬物性歯肉炎についてお話しします。

 

歯肉炎

歯茎の境目についた汚れをそのままにしていると

周りの組織が炎症を起こし歯茎が腫れてしまい、

歯肉炎と呼ばれる状態となってしまいます。

これが進行して骨やほかの組織に炎症が及んでしまった状態が

歯周炎です。

 

歯茎だけに炎症が起きている歯肉炎の状態なら

歯磨きをしっかりして清潔な状態を保っていれば

炎症は治まっていきます。

 

薬物性歯肉炎(歯肉増殖症)

お薬が原因で歯茎が腫れてしまうことがあります。

 

・抗てんかん薬のフェニトイン

・高血圧、狭心症に使われるのカルシウム拮抗薬のニフェジピン

・免疫抑制剤のシクロスポリン

などの副作用で歯茎が腫れてしまうことが知られています。

 

これらのお薬を服用している人すべてに見られるわけではありませんが

歯茎が腫れてしまうと歯と歯茎の間に細菌や汚れがたまりやすくなってしまいます。

これにはプラークコントロールが非常に重要です。

プラークコントロールとは

虫歯や歯周病の原因となる最近の塊である歯垢(プラーク)を減らすことです。

ご自身で歯磨きをするだけではなく

歯科医院で定期的に歯石を取るなどしっかりとしたクリーニングが必要です。

また、必要に応じて腫れた歯肉を除去する処置をする場合もあります。

 

薬物性歯肉増殖はしっかりとしたケアが大切です。

歯茎が腫れていて心あたりがある人は歯科医院で相談しましょう。