いざ！というときに備えて。災害時こそ大切なお口のケア

こんにちは。

実籾駅から徒歩２分にあるコウノ歯科医院です。

２０２１年も残すところあと２週間ですね。

今年はみなさんにとってどんな１年だったでしょうか。

最近はとても寒くなってきていますし、

コロナも心配な日々が続いていますね。

年末は少し気が緩みがちだったり、

疲れがたまって体力が落ちているので

皆さん体調にはお気をつけてお過ごしください。

最近火事のニュースもよく耳にする気がします。

今年は地震が多かった気がして調べてみましたが

今年が特別多いわけではないそうです。

日本は地震の多い国ですが、

地震はいつ起こるかわかりません。

災害に備えて準備はされているでしょうか。

お口の健康と災害

普段から災害に備え水や食料を準備されている方は多いと思いますが

お口のケアグッズも見直してみましょう。

災害時口の健康は後回しにされやすいですが、

口の健康を守るのは非常に大切です。

お口の細菌が増えてしまうとお口の中だけでなく

全身の健康にも悪影響を及ぼします。

避難所ではトイレの回数を減らしたいために

水を飲むことを控えてしまうことも多く

水分が減るとお口の唾液も減ってしまいます。

また避難生活のストレスなどからも唾液分泌が減ってしまいます。

唾液が減るとお口の中の細菌が増殖し

虫歯や歯周病が悪化するだけではなく

誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

誤嚥性肺炎は命にもかかわります。

（詳しくは訪問歯科診療と誤嚥性肺炎の記事をご覧ください。）

また、熊本地震の時には入れ歯ケースがないために

入れ歯を入れたまま何日も過ごしていた方が多かったそうです。

入れ歯は入れたままでいると細菌が増殖してしまいます。

食後には必ず外しましょう。

災害に備えて準備してほしいもの

では実際何を用意していたら良いのでしょう。

・ハブラシ

・液体ハミガキ

ハブラシは必ず用意しておきましょう。

水がない場合は歯ブラシについた汚れは

ウエットティッシュやタオルで拭きりましょう。

液体ハミガキは水がなくても使えるため便利です。

必要に応じて

・入れ歯ケース

・入れ歯洗浄剤

も用意しておきましょう。

・アルコールを含まないウエットティッシュ

歯の汚れをふき取るだけでも効果的です。

・キシリトール配合のガムなど

唾液分泌を促進するために有効です。

お口のケアグッズは小さいので

家族の人数や必要に応じて用意しておきましょう。

災害時に自分でできるケア

ハブラシで歯を磨き、

水がない場合は歯ブラシの汚れはウエットティッシュで拭きとりましょう。

水や液体ハミガキは少量づつ口に含みお口の中全体にいきわたるようにブクブクしてください。

水やハブラシがない場合にはウエットティッシュで歯の汚れをぬぐいましょう。

また、唾液分泌をよくするお口の体操も効果的です。

お口の体操の仕方は唾液の役割と唾液腺マッサージの記事で確認してみてください。

コウノ歯科医院は年内は12/27月曜日まで診療しております。

２８日から年明け４日までは休診とさせていただきますので

何かありましたらご連絡ください。

５日水曜日からは通常通りの診療とさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。