歯周病の急性症状ってどんなもの?対処法について
投稿日:2023年7月24日
カテゴリ:スタッフブログ
歯周病の急性症状は、とにかく、歯肉(歯ぐき)が痛いのか歯が痛いかもわからないほどに痛くなります。そのため、痛い痛いと頬を抑えて受診する方もいるほどです。
歯周病の急性症状の場合は、その歯肉(歯ぐき)を見ると、腫れて発赤していて、歯肉(歯ぐき)の下のほうが、ぷくりと腫れています。
歯ブラシで触ることも痛いため、お掃除もできなくなるので悪循環に陥っています。
食べ物がその歯にあたっても痛いため、お食事もつらくなってしまう方もいます。口臭が出てくる方もいます。その歯がぐらぐらしてきてしまう方もいます。頬まで痛くなる方も、たまに、います。このような症状の場合は、歯周病の急性症状です。すぐに受診し、その歯を守るために、処置をしてもらいましょう。
歯周病の急性症状の時、その歯はどうなっているの?
歯周病の急性症状の時、歯肉(歯ぐき)の腫脹、そして、歯根膜という、歯と歯肉(歯ぐき)をくっつけている組織に炎症が起こっています。そして、そこが膿んでいるため、ぷくりと膿が溜まっている場所が出来ています。そして、歯を支えている骨、歯槽骨にまで、細菌が感染しています。歯を支えている骨を溶かしていっています。痛いのは、当然ですよね。
病院での処置は何をするの?
まず、ぷくりと腫れている場所から膿を出します。これで、だいぶ、痛みはひくはずです。
そして、その、歯の周りにある、原因の一つである、汚れをきれいに取り除きます。
もちろん、膿もきれいに取り出します。電気メスで、殺菌する場合もあります。
電気メスと聞くと、少し怖い気もしますが、なかなかの効果があります。このように、歯をきれいにして、悪くなってしまった、歯肉(歯ぐき)を取り除き、これ以上悪くならないように、これ以上、歯槽骨の骨がなくならないように、そこで食い止める努力をします。
一つ、重要な現実として、そこの部位は、以前と全く同じ状態に戻すことはできません。
少しだけ自分の力で、回復できるとこまでは回復します。しかし、歯間ブラシが通らなかった場所なのに、通るようになった、など、少しは骨が吸収され、なくなってしまったということになります。そうならないために、早めの処置を、おすすめします。
どんな時に、急性症状はでるの?
急性症状が起こる前の、ご自身を、思い返してみてください。残業続きではないですか?体調を崩していませんでしたか?不摂生な生活をしていませんでしたか?必ず、原因があります。
免疫力が低下しているときに、この、急性症状は起こりやすいですから。
以前働いていた、歯科医院では、出張に行ってた、といい、毎月痛い痛いといらっしゃる患者さんがいました。聞くと、とても忙しかったんだと、いつもおっしゃっていました。
急性症状を発症しないようにすることが大切
一番は、定期的に検診を受けて、歯石をとり歯の研磨をしてもらい、少しくらい汚れが溜まっても、少しくらい免疫力が下がっても、少しくらい不摂生をしても、大丈夫なお口の中でいることが、一番の予防です。
「なかなか忙しくて最近歯石をとったりしてないな~」「検診へもいけていないな~」というときには、意識をしてブラッシングをして歯の汚れをとる、体調が悪くてどうしても歯磨きができない時には、うがい薬を利用したりする、歯間ブラシだけでもする、など、ご自身で意識をして、ケアをして、この急性症状という、最悪な状況にならないように、歯を大切にしていきましょう。
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